2014/11/03

写本, codex, codice,,,,

先日Facebookで写本について質問された。

中世音楽に触れようとすると、例えばほとんどのファクシミリに一緒についてくる解説には必ずといっていいほど写本学的な研究が含まれる。それが文章だけでなく図によって示されていたりすると、「V」の字を重ねていったように表現されていたり、「コ」の字を左右逆さにした図()によって示されたりしている。最初に見たときは何だろうと面食らうのも仕方ないし、図の見方が分からないと解説を読んでもますます分からなくなる。

それに写本はページの数え方も今のものとは違うし、folioだのbifolioだのrectoだの...と色々専門用語が出てくるくせに日本語で調べようと思っても、例えばグーグルとかでも全然ヒットしない。最初は混乱してしまう。私に質問して来てくれた方もお困りの様子だったので、最初の取っ掛かりになるビデオを紹介した。

本当に取っ掛かりの部分だけだし、この後ろにこそ本当に膨大な研究と知識がもちろんあるのだけど、何かのきっかけになるかもしれないと思ってここでも共有。


それと写本学用語を英語、イタリア語、フランス語、スペイン語に相互翻訳してくれるサイトも合わせて載せておきます。右上で調べたいと思っている用語が何語かを選択した後にその用語を調べると、左側に他言語での翻訳が表示されます。




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